ズバリ、不登校児童の自己肯定感を育むには?②
こんにちは、朴です。
前回( https://frep.jp/blog/20200208-890/ )、自己肯定感を育むには褒めることが大切だと書きました。
理由はどこか別のところで書くとして、今回は「褒めるところが見つからないがどうしたらいいか」という声について書こうと思います。
褒める事自体にもいくつかポイントがあるのですが、その前に、褒める側(家族等)が余裕を持つことがとても大切です。
褒めるのは、荒んだ心ではなかなか難しいからです。
これは対子どもに限った話ではなく、職場の人や友人など誰に対しても言えることです。今日の上司機嫌が悪いからミスしないようにしよ〜、ってやつです。
ピリピリした空気は伝わりやすく、引きつった笑顔で無理に褒めても絶対にバレます。
(不登校関係の記事でよく見かける「親も息抜きしましょう」の理由の一つがこれです。子どものために息抜きするのです)
そして、余裕を持つことと上手く褒めること、両方に効果的なことがあります。
それは自分が褒められることです。
もし周りに褒めてくれそうな人がいたら、積極的に褒められに行きましょう。
気心の知れた人に「これから頑張ったことを報告するから褒めて欲しい」なんてお願いしちゃうのもありです。
逆に何をしてもいちゃもんつけて来る人とは、少なくとも自分が疲弊してる時はなるべく距離を置きましょう。
ところで、何をしても褒めるか、何をしても卑下するか、どっちにも転ぶ存在がこの世に1人だけいます。
それは自分です。
例えばお洗濯をした時、
洗濯頑張ったえらい!と思うか、
みんなやってるから当たり前!と思うか、
でもお隣は午前中に干してあるから自分はダメだ!と思うかで、同じ「洗濯をした」という行動でも気持ちはずいぶん変わります。
せっかく同じ洗濯なら、気持ちよくその後のティータイムを楽しみたいですよね。
また、褒める時はなるべく物事を細分化するといいです。
洗濯したえらい!より、洗剤入れてボタン押して終わったら一つ一つピンと伸ばして干して片付けまでやったえらい!の方が、褒めポイントがたくさんあります。
もう一つ自分褒めに大切なのは、あくまで出来たことを褒めるのであって、褒められるために頑張らないことです。
〇〇出来たえらい!であって、〇〇出来たらえらい!にしないのです。
究極、今日もしっかり生きた自分えらい!でいい。
生きてるだけで大変なことも頑張ることもたくさんあるのですから。
さて、ここまでいくつか自分褒めのポイントを書きましたが、これはそのまま子どもを褒める時にも使えます。
つまり、自分褒めは子どもを褒めるための練習にもなるのです。幸いお金もかかりません。かかるのはご褒美のビール代くらいです。
他人を褒めるにはまず自分から。
早速今からレッツトライです!