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不登校シンポジウムについて(保護者のソラさんより)

2019/05/10

こんにちは、ソラです。

先日のGWに開催されたフレップ主催のシンポジウム「不登校あれこれ」に私も参加させていただきました。

会場は、たくさんの方たちが来場していて、先生関係の人も多かったと思いますが、同じ不登校のお子さんのいる親御さんたちも多く、私はひそかに仲間意識を感じていました。

やっぱり、不登校って親はそんなに重く受け止めてなくても、スーパーで気軽に話せる話題でもなく、でも、気軽に話してもいいと思うんですよね。

こうやって、公の場で不登校について語られることや、話し合う事がとても新鮮に感じましたし、これからもこういう場が増えたらいいな~というのが率直な感想です。

当事者の親としては、反省する面もあれば、これでいいのかーと安堵した面もありました。
親に対してひどいことを言ってしまうのは、自分を保つことで精一杯の表現のひとつなんだという海老原さんのお話には、ちょっと救われました。
あ、うちだけの事じゃないんだ、みんな同じなんだと知れることだけで、心に余裕が少し生まれます。

それにより、受け止める器もちょっと大きくなるんじゃないかなと・・


自分の子供以外の、不登校を経験している子たちの本音を聞かせていただく事もとても大きかったです。
性格やタイプは違っても、悩みや考えていることはみんな似ているのだという事、
そして、よかれと思ってやっていることが、必ずしもそうではないという事もよくわかりました。


今回、登壇してくださった海老原さんが仰っていた不登校のゴールとして、「その子が安心して、その子らしく生活を送れること」という言葉がとても腑に落ちました。

親は、ついつい心ではそう思ってはいても、先生や世間などの言葉や価値観につい振り回されてしまいます。
一体、何がこの子にとってベストな事なのか?と常に考えているのですが…

不登校を経験して、そして今社会に出てイキイキとされている方の言葉ほど説得力のあるものはありません。
海老原さんのように、立派な看護師のような職業に就かなくとも、一番大切な事は、我が子が幸せを感じられるかどうか?

それを見失わないように、これからも、奮闘しつつ見守りたいと思います。

実際に、シンポジウムに出た事で、先を心配してもしょうがない、今をどうしたら楽しく有意義に過ごせるかを考えようと心が軽くなったことが参加してよかった事です。

きっと、その先に、子供にとってのよりよい未来があるのだと信じてみようと思います。

このような機会をお作りいただいた朴先生、海老原さん、そして生徒の皆さんには御礼を申し上げます。